2006年08月07日(月) 旧暦7月14日 [n年日記]
■ scim-anthyネタいくつか
@ 新機能:
1.2.0で月配列というものが追加された。 しかし、未だにこれがどういう配列で何が嬉しいのかまったく分かっていない。
1.2.0にはpseudo ASCIIモードというものも追加されている。 ATOKやMS-IMEにあるような、ローマ字入力時に大文字を入れると 一時的に英数字を入力できるようになる機能。 挙動は微妙に両者と異なるところがある。キャンセルはEscキー、 英数字は常に半角で入力される、等。後者はそのうち改善予定。
@ Xkb:
かな入力をもう少しなんとかしたくてXkbのAPIを探ってみたのだけど、 結局中間にSCIMがいると、どうやって扱ったら良いのかよく分からない。
@ 状態表示:
SCIMでツールバーを隠すと、入力モードを確認できないという文句をたまに見かける。 実装方法は以前からいくつか考えてるのでメモっておく。 どれを採用するかはわからない。複数の合わせ技になるかもしれない。
- scim-panelのGNOMEアプレットを作る (絶賛停滞中)
- SCIMのシステムトレイアイコンに任意のアイコンを出せるようにする
- SCIMのAUX String(変換サーバに接続できませんとか表示するヤツ)を使う
- scim-anthy-helperで自前でカーソル周辺にインジケーターを出す
- scim-anthy-helperにシステムトレイアイコンを仕込む
- libnotifyを使う
@ スケジュール:
しばらく手を入れないかも。
これからは業務ではあまりいじれなくなると思うし(一応多少は関係のある 仕事を取ってるのだけど)、趣味の時間では自己満足に徹したソフトを 書きたくなってきたので。
2006年08月09日(水) 旧暦7月16日 [n年日記]
■ ABI
わけあって家のLinux環境をGentooからUbuntuに乗り換えるべく作業をしていたのですが、 VMwareが動かなくて、昨日一晩悩んだ挙げ句、面倒なので未解決のまま寝ました。
先ほどまた少し気になってきたので、すかさずググってみたら、あっさり答が見付かりました。
$ unset GTK_IM_MODULE
Σ( ̄ロ ̄|||)
この問題に関しては日本で5本の指に入るくらいには深く関わっていたはずなのに、 この環境では完全に一ユーザーに徹していたこと、普段acroreadとflash以外の 非オープンソースソフトウェアはほとんど使わないこと、scim-bridgeで解決した という意識があったことなどから、まったく頭が回りませんでした。 これまで散々「それはSCIMの問題じゃない」と擁護してきたわけですが、 いざ自分がはまると、やっぱり殺意が芽生えます。
というわけでscim-bridge万歳。
- Re: ABI by 大力 2006/08/10 19:11
- そういえば、来年夏位にはstdlibc++側の対応でどうにでもなっているとか言っていた時...
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